二次会代行お役立ちコラム

二次会の司会を頼まれたときのマニュアル

結婚式の二次会における司会の役割は、会を滞りなく進行させることと、ゲストへのアナウンスです。ゲストが会場に入ってから新郎新婦が入場するまで、ゲストを待たせている間に、待たせていることを感じさせないように場の空気を温めるところからはじめます。会を滞りなく進行させるためには、新郎新婦から、会で何をしたいかを聞き、それに沿って、当日の進行表を作成します。時には場の空気を読み、アドリブを交えながら、パーティーを盛り上げましょう。

全体の流れを組み立てる

二次会でもなんでも、司会はその場でどうやるのかを決めるアドリブができる人は、ほとんどいないといってもよいでしょう。どんなベテランのプロでさえ、いえプロだからこそ、司会のための台本があります。

司会を頼まれたら、まず進行台本を作りましょう。予め話す内容をセリフとして全て書いてもよいですし、流れだけ書いてセリフはその場で思いついたことを言うようにしてもよいですが、最初から最後までの流れは正確に書く必要があります。

例えば、二次会には会場にゲストが先に到着して、新郎新婦が到着するまで間があります。その時に必要なアナウンスとしては、お手洗いの場所や喫煙場所、飲み物のオーダーの仕方、新郎新婦の到着時刻などです。会場のゲストが困らないようにしましょう。

新郎新婦の入場時間が近づいてきたら、乾杯のための飲み物が一人一つずつ手元にあるかを再度アナウンスし、二人の到着に備えます。直前過ぎると全員が飲み物に殺到してかえって時間がかかってしまいます。また事前にお手洗いなどをすすめるなどして全員が新郎新婦到着、乾杯の時に会場内にいられるように配慮する必要があります。

いよいよ新郎新婦が到着したら、マイクパフォーマンスで会場を盛り上げましょう。ここが腕の見せ所です。会場が盛り上がるも盛り上がらないも話術にかかっています。

この後は、新郎からの挨拶があったり、乾杯があったりします。マイクが1本だとそのたびに渡したりする時間が必要になりますので、2本用意しておくとよいでしょう。また司会者が自らマイクを渡すのではなく、手伝ってくれる人を予め決めておき、マイクの受け渡しや、何かを準備するときに手伝ってもらうとよいでしょう。当日いきなり頼むのはよくないので、事前にお願いしておく必要があります。

ゲームや余興の時間もおおよその制限時間を設け、だらだらと長くなり過ぎないように心がけましょう。押したり巻いたりしてしまった場合、調整するのが歓談時間です。この時間を短くしたり、長くしたりすることで、立てたスケジュール通りの進行になるようにできます。

会場を借りられる時間が決まっているので、会が長引かないようにするのも務めです。流れを決めるときに、だいたいの所要時間を決めておくと当日スムーズにできます。

司会をする当日の心得

司会は二次会の雰囲気を決める大事なバロメーターです。会場にいる全員に聞こえるように大きな声で、ゆっくりはっきり喋りましょう。

例えばゲームなどの場合は、ルール説明が必要です。ルールを知らない人もいるので、知らない人が不利にならないようにルールの分かりやすい説明が必要です。ゲームは、一部の人だけが盛り上がり、他の人は嫌々参加したり、参加しなかったりすると盛り上がりません。誰もが自ら進んでゲームに参加するように促すのも役目です。

基本的に最初から最後まで一人の人がするのがよいですが、新郎側新婦側二人でやるというのもありです。その場合、メインとサブに分けておき、進行などは女性、ゲームや余興の盛り上げ担当は男性というようにパート分けするのもよいでしょう。

言葉は、ゆっくり丁寧に喋った方がよいです。会場にいる全員に聞こえるように大きな声で話す必要があります。広い会場の場合は、隅の方まで声が届くように心がけましょう。大事なことは二度繰り返したり、ゆっくり話したりすると伝わりやすいです。

一番重要なことは、結婚式のタブー言葉を使わないように気を付けることです。全編アドリブに頼ってしまうとついうっかりなんてことになりかねませんので、セリフの台本を書いておくことをお勧めします。

タブー言葉というのは、重複していることばです。ますますや重々、くれぐれもなど同じ言葉を繰り返す言葉はタブーです。また切れる、別れる、終わる、最後など別れや終わりを連想させる言葉です。これらの言葉は、結婚式などのお祝いの会では昔からタブーとされてきました。代替え言葉を使うようにし、うっかり言わないように注意しましょう。

そして二次会がどんなに盛り上がっていたとしても、会場を使える時間が決まっているので、退店時間が近づいたらその旨をアナウンスします。三次会を予定しているのならば次の会場をアナウンスし、ダラダラと会を長引かせないのも司会者の仕事です。

本人が楽しむことでまわりも楽しめる

司会だからといって緊張してしゃちほこばっていたら、聞いている人たちにも緊張が伝染し誰もが楽しめません。ゲストが楽しむために、司会者が楽しむ必要があります。楽しい雰囲気を伝染させる雰囲気作りが大切です。

またふさわしい華やかな服装をするとよいでしょう。女性でもスーツである必要はありません。よそいきワンピースにジャケットを加えるとかっちりしている感じに見えます。

時間になったからといっていきなり話し始めても聞き漏らすゲストもいることでしょう。まず司会に注目させる必要があります。外国の飛行機のアナウンスの「アテンションプリーズ」というような注目を集める言葉を最初に言うと、ゲストが注目してくれます。焦る必要はないので、ゲストの注目を集めてから、1拍おいて話し始めても遅くはありません。

音楽を味方につける演出もよいでしょう。例えば音楽の盛り上がりに合わせて新郎新婦の登場を組んだり、イベントを組み立てたり、使用する音楽を決めて、その尺に合わせてセリフを考えるとテンポもよくなります。

講演会やスピーチ大会ではないので、基本的にはゲストは聞く姿勢にはなっていません。また披露宴からの参加者はお酒も入っているという人も多いです。ですから、大事なことはきちんと聞かせる演出をすることです。マイクを使って大きな声をはりあげても、聞く姿勢になっていないと何を言っても聞いてくれません。なので、全員に流れや進行を伝え理解させるには、演出が必要なのです。

とは言っても難しく考えて緊張してしまっては本末転倒です。一番はお祝いの気持ちと二次会を楽しむことです。頼まれたら、そのことを最優先にし、事前準備をすることで、新郎新婦にとっても、ゲストにとっても印象に残る会になること間違いないです。

まとめ

結婚式の二次会の司会を頼まれたら、どのような二次会にするのかを新郎新婦と打ち合わせ、当日の流れを把握し、事前準備をしておくことが大事です。だいたいの所要時間も設定しておくとよいです。

また思わぬハプニングが起きた場合も慌てず対処することで、会の雰囲気を壊さず楽しい思い出を提供することが出来ます。プロではないのですから、セリフを噛んだり間違えたりしても大丈夫です。大事なことは、新郎新婦をお祝いするということと、会を楽しむことです。それさえあれば、上手くいきます。